つややかな栗を思わせる照りよく焼き上げた栗まんじゅう。北海道産の手芒豆をじっくり炊いたやさしい甘さの白餡に刻み栗を合わせ、栗の食感と風味を加えました。栗のおいしさをご堪能くださいませ。
●食感
北海道産の手芒(てぼう)豆をじっくり炊いたやさしい甘さの白餡に、大きめの刻み栗を合わせ、栗の食感と風味を加えました。
ふっくりと丸いかたちも美しく、栗のおいしさをご堪能いただけます。
定家が愛した日本の美と心を、
皆さまのお手元へ。
『小倉百人一首』を編んだとされる歌人・藤原定家は、みずからも名歌を数多く残しました。
目には見えない花の在処をたずねるこの歌には、親しき友への追慕の情が表されています。移り変わる世の中だからこそ、すべての命が尊く、人を恋しいと感じる。こうした中世の「無常観」をしみじみと情感ゆたかに詠み上げたのです。
天才歌人として活躍するかたわら、定家は半世紀以上に渡り日々の心情を日記『明月記』に書き記しました。一瞬たりとも同じ日はない日常の出来事や人間のいとなみ、世の中の変容していく様を、定家は後世へつなげようとしたのではないでしょうか。
定家が描いた王朝人の「美意識」やゆたかな「心情」をお菓子に添えて、皆さまのお手元へお届けしたい。<明月菓寮>のお菓子には、そんな心が込められています。四季を楽しむ日々のおやつから、想いを届ける心尽くしの贈りものまで、一期一会を大切にする<長岡京 小倉山荘>の精神を受け継ぎながら、あたたかな心の絆を結んでまいります。
長岡京 明月菓寮
主人 山本 雄吉