人の喜びを我が喜びとする
一期一会の心あふれる贈り物
五色に込められた、人としての心
五節句の一つである「七夕」は中国から日本に伝わったとされています。
平安時代には、宮中で祭壇を設けて管楽、裁縫、習字など芸の上達を願い、梶の葉にしたためた和歌に願いを託したそうです。
時代を経て、「七夕」が庶民の間にも広まると、五色の短冊に願いごとをしるして、笹竹につるすようになりました。
七夕飾りの五色は人にとって大切な五つの徳を表しており、青は仁、赤は礼、黄は信、白は義、黒は智にあたります。
それぞれ人徳、祖先への感謝や長寿、人を大切に思う心や信頼、礼節、学業の向上などを意味しており、人生にも通じる大切な心得といえます。
私たちは社会との深い関わりのなかで生き、生かされています。
大きなつながりも、始まりは一人ひとりの小さな出逢いであり、人を慮る気持ちや礼節、それに報いる心との触れ合いに辿り着きます。
それは時代が変わっても心に留めておきたい行いであり、私たちが掲げる人と人との絆の大切さを想起させてくれます。
さて彦星と織姫にとっては、一年に一度の逢瀬。
その巡り合いに想いを馳せることは、遠く離れた人とのご縁を思い返してみる、よいきっかけになるのではないでしょうか。
大切な方へのお心遣いこそ、まさに礼節であり、絆づくりにつながるものといえるでしょう。
長岡京 小倉山荘では創業以来、『小倉百人一首』の贈答歌を題材としたお菓子づくりをはじめ、季節にことよせた品々を通して、皆様の絆結びのお手伝いに努めております。
どうぞ弊庵の品々を、人を想う心を贈る一期一会の使者としてお選びください。
長岡京 小倉山荘
主人