人の喜びを我が喜びとする
  一期一会の心あふれる贈り物

「真心」

長い冬が終わり、待ちわびた春の到来。時に冷たい風が吹く春浅い時節、二十四節気では「啓蟄(けいちつ)」にあたります。啓蟄とは土中で縮こまっていた虫たちが穴を開けて動き出す日のことです。光孝天皇がこの歌を詠まれたのは、生命が輝き始める季節でした。まだ寒さが残る野原で、大切な方を想い、滋養のある野草を摘み、この歌を添えて贈られました。人を想う優しさにあふれる歌といえます。贈られた人は、健康を願っての優しい心づかいに、きっと喜ばれたことでしょう。

わたしたちは、いま改めて人と人との関わりや絆の大切さに気づかされています。以前にも増して、贈り物を選ぶ機会が増えた今日この頃、最も大切なのはやはり相手を想う「真心」だと思います。「以心伝心」という言葉もあるように、心で思うことは、相手にも伝わるもの。贈り物に真心を感じられれば絆も深まり、お互いに喜びを共有でき、より強い信頼関係が育まれるのではないでしょうか。

長岡京 小倉山荘では創業以来、心のつながりを大切にする『小倉百人一首』の贈答歌を題材としたお菓子づくりを通して、皆様の絆結びのお手伝いに努めております。

大切なあの方へ、お世話になった先様へ。春の門出を彩るにふさわしい贈り物に、弊庵の品を一期一会の幸せの使者としてお選びください。

長岡京 小倉山荘

主人